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2021.11.22
LITTLE BY LITTLE

専門家に聞いてみたプロテインのキホン

NEED TO KNOW ABOUT PROTEIN

プロテインって種類が多くて、自分にどれが適しているのか、またどう摂取すればベターなのか、わからないことって実はたくさんあります。ネットで調べてもいろんな正解が書かれていて、いまいち信用しきれないことも。ということで日本プロテイン協会の藤戸さんに、素朴な疑問を投げかけてみました!!

PROFILE

藤戸 正彦さん/MASAHIKO FUJITO

日本プロテイン協会 アライアンス部長
プロテインプロモーター・プロテインマイスター
NESTA認定パワーサプリメントスペシャリスト

 

Q1 プロテインはなぜ必要なの?

プロテインは、5大栄養素の一つ『タンパク質』であり、筋肉の材料になるのはもちろん、カラダを構成する骨、皮膚、血液、爪、毛髪、ホルモンなどにもなってくれる、生命活動のために不可欠な栄養素です。現代は、飽食の時代と言われる反面、1日に必要なタンパク質が足りていないのが現状。では、どれくらい必要なのか・・・。目安は「体重×1g」。トレーニング・スポーツをすればその1.5〜2倍が必要になります。食事だけで摂取できればいいですが、足りない分を効率良く補ってくれるのが、プロテイン!筋力アップ、ダイエット、増量、そして美容、健康の為にも、目的によって摂り入れてみましょう!

 


Q2自分にぴったりなプロテインの選び方は?

タンパク質は大きく分けると、動物性と植物性に分けられます。動物性は「ホエイ」、植物性は「ソイ」が代表的です。筋力アップには栄養価が高く、吸収が速い「ホエイ」が、一方ダイエットには吸収はゆっくりで腹持ちが良い「ソイ」がオススメです。そして、もう1つご紹介したいのが「MRP(ミール・リプレイスメント・プロテイン)」です。その名の通り、代替食になるプロテインで、5大栄養素がバランス良く配合され、減量時は3食のうち1回を置き換え、増量時は4食目、5食目として摂ります。最近のプロテインは溶けやすく、味のバリエーションも豊富なので、自分の好みで、おいしく飲めるプロテインを選ぶことも重要な要素です。

 


 

Q3 摂取すべきゴールデンタイムを教えて!

主なタイミングは「①食後・②運動後・③就寝前」です。その中でも、最もオススメのタイミング、つまりゴールデンタイムと言えるのは「②運動後」です。筋肉に負荷がかかって壊れた筋線維に、素早く筋肉の材料であるタンパク質を補給できる運動の後は、まさにゴールデンタイムであると言えます。ただ、毎日運動するというのも難しいですよね。でも重要なポイントは、プロテインは運動する日もしない日も、毎日欠かさず摂取する事です。筋肉の超回復は、休んでいる間に行われています。運動しない日は「①食後」か「③就寝前」で。朝食後で足りないタンパク質を補ったり、朝食替わりとして取り入れるのもオススメです。

 


Q4 ところでプロテインって、本当に美味しくなってる?

プロテインと聞くと、特別なイメージを持つ方もおられるかもしれませんが、現在のプロテインは、味のバリエーションも増えて、劇的に美味しくなっています。え!?プロテインってこんなに美味しかったの?という感想を持たれる方もおられるでしょう。水で割っても十分美味しく、牛乳や低脂肪牛乳、種類によってはオレンジジュースやスポーツドリンク等で割っても美味しく飲めるプロテインもあります。


Q5 ミックスしちゃいけないものってあるの?

基本的には、混ぜてはいけないものはありませんが、あえて挙げるなら動物性タンパク質のホエイプロテインは熱に弱いので、温かい飲み物、お湯や牛乳で割るのは避けた方が良いです。熱変性により固まってしまったり、飲みにくかったりするので、あまりオススメできません。例えを挙げると卵は熱を加えると、ゆで卵や卵焼きになるでしょう。栄養成分に大きな違いはないものの、変化が生じるので飲みにくさは否めません。植物性タンパク質のソイプロテインであれば、比較的熱には強いので、ホットプロテインも可能です。それ以外は、プロテインの味と合わない飲み物で割ってしまって、飲みにくい味にならないよう工夫してみてください。

 

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