琉球ゴールデンキングスの
特別なホームゲームに密着
特別なホームゲームに密着
REPORT ON A SPECIAL DAY WITH THE RYUKYU GOLDEN KINGS.
プロバスケットボールリーグのB.LEAGUEに所属する強豪クラブ、琉球ゴールデンキングスとBEAMS SPORTSがスポーツとファッションを融合させたコラボレーションを実現。去る1月11日は、最新鋭の設備を誇る沖縄アリーナでのホームゲームにて、多彩なカルチャーをミックスし、バスケットボールの新しい魅力を打ち出しました。お互いにとって初めての試みは、想像以上の大成功!その盛り上がりをレポートします!


Part1
琉球ゴールデンキングスと
BEAMS SPORTS
Part1
琉球ゴールデンキングスと
BEAMS SPORTS
琉球ゴールデンキングスと
BEAMS SPORTS
琉球ゴールデンキングスと
BEAMS SPORTS
琉球ゴールデンキングスは、沖縄市をホームタウンにするBリーグ所属のプロバスケットボールチーム。2007年にbjリーグに参入し4度のリーグ優勝、その後2016年にBリーグがスタートして以来、常に強豪チームとしてのポジションを確立し、盛り上げています。
全国各地に拠点をもつチーム同士がリーグ戦としてぶつかり合い、レギュラーシーズン、チャンピオンシップと試合を重ねていく中で日本一を決めていくBリーグ。どこも地域に愛されるチーム作りを基本としているが、中でも琉球ゴールデンキングスは、チームとファンの関係性というか、地元から受ける愛や熱の量はどのチームよりも深いんです。
そもそも沖縄は、米国の統治の影響もあり、バスケットボールのゴールが公園にたくさんあったりするなど、バスケが身近。テレビの地上波では基地向けにアメリカの番組“6CH”が放映されていて、NBAを今で言うBSとかに契約しなくても日常で見られることもできました。そのような恵まれた環境が育んだバスケットボールカルチャーは、日本のどこよりも独自的で、アメリカ的でもある。そうした土壌で生まれたチームが、琉球ゴールデンキングスなのです。
現在、チームは西地区で5シーズン連続で優勝している強豪チーム。昨シーズンのリーグ王者を決めるチャンピオンシップでは初めてファイナルに進出するなど、優勝まで後一歩のところまで来ています!
そしてBEAMS SPORTSは、琉球ゴールデンキングスとのコラボレーション『KINGS with BEAMS SPORTS』をスタート。このプロジェクトを記念して、1月11日に行われたホームゲームが『BEAMS SPORTS GAME』に!
ホームコートの沖縄アリーナではオリジナルのアイテムが販売され、会場前から並びが出るなど、大きな賑わいを見せていました。そしてアリーナの大きなビジョンでは、両者が結びつくことで生まれる世界観を表現するコンセプトムービーが幾度となく流され、BEAMS SPORTSを沖縄のファンに知っていただく、貴重な機会になりました。
Part2
絶対的エース!今村選手に聞く
チームのこと、沖縄のこと
Part2
絶対的エース!今村選手に聞く
チームのこと、沖縄のこと
絶対的エース!今村選手に聞く
チームのこと、沖縄のこと
絶対的エース!今村選手に聞く
チームのこと、沖縄のこと
しなやかなプレースタイル、ハードなディフェンス、強いメンタリティをもち、まさにチームの中心として活躍する今村佳太選手は、20-21シーズンから琉球ゴールデンキングスに所属し、チームを盛り上げてきました。そんな今村選手に、キングスのこと、沖縄のこと、今回のプロジェクトについて、いろいろ話してもらいました。
―まず、キングスでプレイすることになって感じたことは?
僕は新潟出身で、地元のチーム(新潟アルビレックスBB)から移籍してきたんですが、沖縄県民のバスケットボールに対する情熱に応える責任を強く感じました。この雰囲気は他にはない独特なものがあります。僕自身、オフの日に街を歩いていても声をかけていただいたり、普段の生活でもプロバスケットボールの選手であることを実感できるようなリスペクトに身が引き締まります。アリーナでもチームとファンが一体になって盛り上がれる。それだけバスケットボールに目の肥えたファンが多いんだと思います。
―応援もいつも他のチームとは違う盛り上がりですね!
今は声を出して応援できない状況ですが、ディフェンスで頑張ったとき、ルーズボールを必死で追った時の拍手とか、鼓舞してくれる雰囲気が、すごくチームの背中を押してくれます。キングスのリズムを取り入れた応援ソングもホーム感が強いし、すごい武器だと感じます。音響をフルに使って盛り上げたり、一方であえて静かにバスケットボールの音を際立たせるなど、チームによっていろいろありますが、キングスはガンガンタイプです。
チームはまずめちゃくちゃハードワーク、そして試合を通して自分の役割をやり続ける選手が多いなとすごく感じています。前のチームで敵として接していたときから、バスケへの姿勢とか、好きなチームでした。それが今、こうして一緒にプレイできて素直に嬉しい。あと、雪国出身だったので、冬の暮らしやすさに驚いています(笑)スノータイヤに変えることも、雪かきも必要ないので。
―移籍3年目ですが、今シーズンの目標は?
移籍した2年目で、初めてチャンピオンシップのベスト4の壁を越えることができました。一つ、このチームに来れてよかったなと思う一方で、ファイナルで敗れ、あと一歩という非常に悔しい思いもしました。今年はチャンピオンシップのファイナル制覇という悲願を達成したいです。また天皇杯、今年は東アジアスーパーリーグもあります。三冠を狙える立場のチームだと思っているので、そこは貪欲に掴んでいきたいですね。
―今後、BEAMS SPORTSとやってみたいことはありますか?
とくにアメリカではバスケットボールって、ファッション性が重要で、NBAのカルチャーをストリートが取り入れていると思うので、Bリーグもファッション業界と切磋琢磨していけることが、お互いにとっての相乗効果に繋がると思います。僕らって結局、試合しているところを見てもらえるので、それが一番影響力があるんじゃないかと。そういう部分で何かBEAMS SPORTSとの取り組みを見せられたら、沖縄の人たちにきっと喜んでもらえると思います。ぜひお願いします!
―バスケ初心者のために、ゲームの見どころを教えて下さい。
やっぱり展開の速さですね。サッカーや野球に比べると、コートを行ったり来たりで、すごくスピード感があります。最初は何で笛が吹かれているのかとか、ゲームが止まっているのかわからないこともあると思いますが、速さの中で選手がどう動いて点をとっているのかとか、楽しんでもらえれば。流れの中で進んでいくスポーツなので、一つのプレイをきっかけに一気に変わったりするムードは、たとえルールを知らなくても感じられると思います。
今村佳太 / KEITA IMAMURA
1996年生まれ。新潟県出身。ポジションはガード/フォワード。191cm。2017年に新潟アルビレックスBBに入団。2020年に琉球ゴールデンキングスへ。移籍1年目からチーム初のチャンピオンシップ進出に貢献。2022-23シーズンもチームのエースとして活躍。1月に開催されたオールスター2023もファン投票でスターティング5に選出されるなど、リーグの至宝として期待されている!
Part3
オレンジの新しい熱気に包まれた
特別なホームゲームをプレビュー
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オレンジの新しい熱気に包まれた
特別なホームゲームをプレビュー
オレンジの新しい熱気に包まれた
特別なホームゲームをプレビュー
オレンジの新しい熱気に包まれた
特別なホームゲームをプレビュー
1月11日に開催された強敵、島根スサノオマジックとのホームゲームの1日を追ったフォトギャラリー。相手は、西地区のライバルで、試合前からチーム、ファン含めいつもとは違う緊張感が漂っていました。ゲーム開始前はBEAMS SPORTSとのコラボレーションらしい、アーバンスポーツをフィーチャー。BMXやパルクールなどのダイナミックなパフォーマンスは、コートをストリートに変え、マスコットのゴーディーとともに会場を盛り上げました。
試合はスタートこそ島根にリードを奪われるも、2Qの途中からは一進一退のシーソーゲーム。均衡状態は4Qの最後まで続き、アリーナ全体に緊張感が漂いました。手に汗握るゲームは、惜しくも1点差!琉球ゴールデンキングスの敗北となりましたが、この日しか体験することしかできない特別な1日を多くの人が楽しんでいました!