
Rider 03
KENJI YOKOMIZO
横溝 賢史
B印ヨシダ レーベルマネージャー
仕事・プライベート兼用のEVERYDAY BIKE
仕事・プライベート兼用のEVERYDAY BIKE

引っ越したマンション先にたまたま住んでいた同僚に「BLUE LUG」を紹介してもらい、この自転車を組んだのが3年半前。最初は数万円程度の完成車でもいいと思ったのですが、詳しい後輩から「こだわらなくていいんですか?」と唆されて、まんまとフルカスタムしました(笑)。
「BLUE LUG」が塗装を依頼している「COOK PAINT WORKS」に一から塗装をお願いしたオリジナルカラーのフレームになります。ほかにも、僕のスタイルがスポーツではないので、例えばレザーシューズでも乗れるように、ペダルは接地面積が広いものにしたり、ママチャリぐらい楽な姿勢で乗れるようにハンドルの高さを調整したりしています。
一番のこだわりは、パーツの大部分をアメリカと日本製でまとめていること。「BLUE LUG」は日本の地場産業を重んじていて、ペダルはペダル一筋70年の国産メーカーのものを使用しています。ファッションでも日本の古き良きものづくりを大切にする文化がありますが、自転車にもそれがあることを知り、とても共感を覚えました。
土手に釣りにも行くし、展示会周りもするし、妻や同僚とツーリングもするし、カラダの一部と言っても過言ではない毎日のパートナーです。


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「ステッカーを貼って、少し汚いぐらいが肩の力が抜けててちょうどいいんです」
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日本最高峰のペダルメーカー“三ヶ島製作所”のペダルには、日本製を証明する“JAPAN”の刻印が。
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テープは気分と消耗具合で変更。上下動でギアを変更する“DIA-COMPE”のクラシックなシフトレバーも乙

Rider 04
KEI SHIMADA
島田 華衣
ビームス ボーイ VMD
BMXならしゃくしゃく
余裕で乗りこなしたい

横乗りのカルチャーが好きなので、よくパークにスケートボードをしに行くんですけど、身近にはBMXに乗っている人もいて、ずっと憧れがありました。そんなときにBEAMSが“T19”とコラボレーションして映画『E.T』に登場するBMXを模した<T19 × BEAMS "KZ-01" by KUWAHARA>を発売し、一目惚れで購入しました。
当時『E.T』で使用されたモデルを忠実に再現しているので特別なカスタムはしていませんが、サドルが硬すぎたので<Cinelli>とバリー・マッギーのコラボモデルに変更しています。あとは、コーヒーが好きなのでカップホルダーを後付けして、前カゴには自分が好きなスケートブランドのステッカーを貼りまくって、個性を出してみました。
私は日常使いとしてBMXに乗っていて、これで眼科に行ったり、スーパーに買い出しに出かけています(笑)。走破性は決して高くありませんが、その不自由さもまた良くて。ガンガン他の自転車に抜かれますけど、急ぐのが嫌いなので、私にはBMXぐらいがちょうどいいんです。
あとは、BMXに乗るならスタイルも大事かなと。気だるい感じで、時には片手で乗ってみたりとか。服装もカジュアルなので、あえてラフに乗るように心がけています。


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カップホルダーはマストアクセサリー。「買いたてだとバシャバシャ溢れますけどね(笑)」
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80年代のアメリカ映画では子供たちが皆、BMXに乗っている。島田さんが大好きなグーニーズにも、もちろん登場。
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バリー・マッギーは、ウォーホルやヘリングの後を継ぐストリート発の現代アーティスト。
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<THRASHER><VANS><ANTI HERO><CONSOLIDATED>と貼っているステッカーが偏愛の象徴。
Photo:Takaki Iwata
Edit&Text:Meiji [marble studio]
Photo:Takaki Iwata
Edit&Text:Meiji [marble studio]