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UPDATE :21.03.04

ENJOY “CHARI” LIFEBEAMSスタッフの
自転車偏愛日記

自転車は、ライフスタイルと最もリンクしやすいスポーツだ。一度(ひとたび)前後に2つの車輪がついたフレームに跨がれば、自ずと生活圏は広がっていく。そんなカラダの一部のような存在だからこそ、凝り性の多いBEAMSスタッフたちはファッションと同じエネルギーで楽しんでいます。ということで、四者四様の偏愛っぷりをお見せします!

Rider 01

SHOHEI MINAMI

南 昌平

ビームス 池袋

下町散策で組み上げた、オンリーワンの一台

下町散策で組み上げた、オンリーワンの一台

ブルドーザーを運転できる大型特殊の免許を持っているぐらい乗り物が好きで、自転車もそのひとつです。
今、僕が乗っているのは福岡に拠点を置く老舗メーカー“南米商会”が展開する<NAMBEI>のフレームになります。このレース用フレームは街乗りの人が代々受け継いでいて、兼ねてから願いが叶い、ようやく僕の番が回ってきました。競輪用なので元々ブレーキもついていないため、ブレーキには取り付け穴がなくても使えるピストブレーキを搭載していて、ホイールもクイックリリースではなく、ナットでガチガチに絞めています。
ギアをつけたり、ライザーバーにしたり、タイヤを太くしたりすれば乗りやすくはなるのですが、僕はあえてこの“不自由さ”を楽しんでいます。
パーツだってお金を出せばいくらでも良品を揃えられますが、下町の自転車屋を回り、店員さんと話すなかでパーツを見つける行為も僕にとっては欠かせないライフワーク。古着店や町のごはん屋のように、探す楽しさだったり、出会う喜びも大切にしています。
それでもこの自転車は、ロードレーサーに負けないぐらいちゃんと速い。僕みたいなストリートの格好している奴が速いっていう、その意外性が面白いと思いません?

  • “南米商会”は、過去に競輪のトラック世界戦で優勝したこともある由緒あるフレームメーカー。「都内で<NAMBEI>を街乗りしている人は見たことありません!」

  • クランプは今では稀少な“日東”の<PEARL8>。ハンドルはテープを巻かずにあえて剥き出しで。

  • チャリ乗りは右足に注意を払うが、ダボダボのパンツを雑にソックスインして<NIKE>の『AIR JORDAN 1』を合わせてしまうのが南流。

Rider 02

AYANO KURODA

黒田 彩乃

ビームス 新宿

カスタムだからこそ“好き”だけを詰め込んで

カスタムだからこそ“好き”だけを詰め込んで

最初は既製品のシティサイクルに乗っていたんですけど、洋服でも何かとこだわりが強くて、せっかくなら自分だけのパーソナルな一台に乗りたいなと思い、5年ほど前にこの自転車を組みました。
私は身長が153cmと低いので、フレーム選びには制限があったのですが、日本でも指折りのバイクショップ「BLUE LUG」に相談して、「凝って乗るなら、これ!」と<SURLY>の『Long Haul Trucker』をオススメしてもらいました。
カスタムには、洋服の好みをそのまま反映させています。ネイビー×ホワイトの組み合わせが好きなので、フレームにネイビーを採用して、タイヤはブラックからクリーム色に変更し、メンズライクだけど女性らしさのある雰囲気を意識しています。でも、ハンドルは<VANS>、ベルはドーナツ柄と、要所に差し色やアクセントを取り入れて、私の “好き”を詰め込んでみました。荷物が多いので、前カゴも絶対必要でしたね(笑)。
自転車のおかげで、方向音痴な私も土地勘がついて、行動範囲も広がりました。オフの日にお昼ごはんを食べに行くだけでも、自分好みの自転車だと気分のギアも一段階アガるんです!

  • 自転車の全体像はこちら。ホイールがライトなので軽い印象を与え、小さめの前カゴや<BROOKS>のレザーサドルでレトロポップな印象に。

    自転車の全体像はこちら。ホイールがライトなので軽い印象を与え、小さめの前カゴや<BROOKS>のレザーサドルでレトロポップな印象に。

  • ハンドルグリップは<VANS>と<CULT>のコラボもの。お馴染みのワッフルソールパターンが◎。

  • トライアングルリフレクターは「BLUE LUG」のオリジナル。強力反射で可視性を向上し、安全なライディングをサポートする。

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Photo:Takaki Iwata
Edit&Text:Meiji [marble studio]